父の弁当箱
実家の解体の前に食器棚から持ち帰った弁当箱。
このお弁当箱は亡くなった父が使っていたものである。
近くにあった製糖工場に勤めていた頃活用していた。
なぜか夕方にこの弁当箱に詰めた夕食を
毎日のように届ける役目が私だった。
製糖工場は今は廃業しているが子供の足で片道30分はかかった。
なぜあらかじめ作って持たさなかったのか?
材料調達が困難?母が昼間は忙しくて作れなかった?
温かいものを食べさせたかった?(まさかね?)
原因は色々あるが届ける子供がいるから特に原因はなかったかも・・・
おかずは何だったのかは記憶にない。
父が亡くなってから40数年が過ぎ
弁当箱に父との思い出が少し詰まっている。
使うことはないが傍に置いておこう。
関連記事