悲しい道
妹ががんで亡くなってからは久しく通らなかった病院へ通じる道を
今日自分の通院のため車で通った。
離婚後一人娘を立派に育て上げた矢先のがん発覚だった。
度重なる通院、入院、緊急入院、親族への病状説明etc・・
毎日のように苦しみながら通った道。
発病から亡くなる8年間辛すぎる介護の日々だった。
この道を通ると辛かったあの日々がフラッシュバックして
涙がとめどなく流れ息苦しさを感じる。
診断のとき既にステージ4であると宣告された
とき冷静な妹が泣き崩れた。
しかし必ず治るという信念が崩れることはなかったが・・・
しっかり者の妹が生きていてくれたら
私がいま抱えている3重苦のひとつでも
聞いてくれて解決策をアドバイスしてくれただろうに
と思うと悔し涙にくれる今日のこの道。
妹が眠る墓地。