小さな肩
10月も下旬。やっとクーラーなしで生活できる季節の到来である。
応接間の入り日が地球が太陽の周りをまわっていることを
証明している。
長女の体調が芳しくないようなので
暫く泊まり込みで家事を手伝う話になった。
新築以来まだ泊まったことはない。
8歳の孫に「ばあちゃんが泊まったら嬉しい?」
と娘が聞いたところ
「嬉しいけれどじーじーが一人になると可哀そうだから
じーじーも一緒に泊まらせて」
と優しい返事が返ってきたとのこと。
婆は胸がいっぱいになった。
私が膝の手術をして杖歩行をしていたころは
出かけるときに「僕の肩につかまっていいよ。
靴も履かしてあげる。バッグは僕が持つから」
と小さな肩を差し出してくれる優しい心の持ち主である。
この思いやりに満ちた優しい気持ちは
教えることは難しい。
生まれ持ったものかな?
癒される存在の小さな孫である。
50年連れ添った人より大きな存在である・・・ひとりごと
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